ジャパンケーキショーとは?

少し遅くなりましたが、ご報告です。
今年のジャパンケーキショー ギフト菓子部門で「大会会長賞(第2位)」をいただきました。

日本最大の洋菓子コンテスト「ジャパンケーキショー」。
全国からパティシエや製菓学校の学生さん、プロの職人さんたちが集まって、技術と発想力をぶつけ合う、まさにお菓子の甲子園みたいな大会です。

花形の飴細工、チョコ細工や、マジパン、バタークリーム仕上げの他に、味覚で競うグランガトーや、米粉の焼き菓子、ギフト菓子、コンフィズリーなど全部で10部門あります。今年は例年より少し少なく、約1450点以上の作品が出展されたそうです。
会場でずらっと並んだお菓子の数とレベルの高さに、毎年ながら圧倒されます。
本当に日本のパティシエ、すごい。

私は「ギフト菓子部門」に出品。
1週間以上、常温でもつ焼き菓子という規定。
この部門だけでも100点以上の出品がありました。

持ち込みの日、ちょっと心折れかけた

3連休の最終日、10月13日の午前中に搬入。
会場に持ち込んだ時、周りのディスプレイがあまりにすごすぎて、正直「私やばいかも…」と落ち込みました。

作品を置いて帰る時、すこし背中丸まってました。

ジャパンケーキショーは、搬入したその日の午後に審査され、夜9時にホームページで結果発表。一般公開は次の日から3日間で、来場者は1万5000人以上。まさにお菓子好きの祭典です。

結果発表。エプロンの中で卵が割れた

その日の夜。
発表時間前なのに、19時前に友人シェフから突然LINEが。

「ギフト取ったね!おめでとう!」

え?もう出てるの?取った?何を…?
とメッセージを読んでたら続けて

「大会会長賞」

そこまで読んだ瞬間、嬉しさが爆発して飛び跳ねました。
で、うっかり…エプロンのポケットに生卵入れてたの忘れて、中で割れました。笑

どうやら2時間前に受賞者一覧がアップされたみたいです。


初めての表彰式と巨大な副賞の段ボール

初めての表彰式。一般公開の最終日、16日が表彰式でした。
金賞以上の人だけ参加できる、ちょっと特別な時間です。

実は20年前も飴細工で挑戦していた大会の、20年越しの初めての表彰式。
壇上の照明も拍手も、全部が非日常で、胸の奥がじわっと熱くなりました。

約1時間半の豪華な式が終わると、賞状とメダルの他に、2位以上には副賞の大きな段ボール箱がドンッと配られます。
なんと「140サイズ」!(中身は割と空間がありますが)
大きすぎて、知り合いのシェフがコンビニまで運んでくれました。感謝。


中は、シルパットやチョコ、アルコールなど協賛企業さんからの副賞がぎっしり。
クリープ4袋は正直「これどう使おう…」と悩み中です。笑

こういうちょっとしたハプニングや笑いも含めて、全部が良い思い出です。

出品作品

「Pine Soleil(パイン・ソレイユ)」

南国の太陽のように明るく、ひとくちで元気になれるパインとレモンのザクザククッキーです。

2種類のクッキーに、パインのパートドフリュイ、ビスコッティ入りのトロピカルクランチをサンド。
1個で5種類のお菓子が楽しめる、なかなか手の込んだ一品です。

このお菓子は、来年開店する予定の焼き菓子屋さんの看板商品になる予定です✨
その前に販売会でもお出しする予定。
楽しみにしててくださいね!

挑戦してよかった

この賞は、ゴールじゃなくて、また次のスタート。
お客様に喜んでもらえるお菓子を作るための、ひとつの大きな経験になりました。

教室、販売、家事育児、そして教習所(!)と慌ただしい日々の中で、 「もう無理かも…」と何度も諦めそうになったけど、最後までやり切って出せて、本当によかったです。 手抜きご飯や家事でも文句を言わず元気に過ごしてくれる子どもたちと夫、いつも支えてくれる両親、友人たちに心から感謝しています。ありがとう✨

これからも、もっと美味しいものを作りたい。
もっと喜んでもらいたい。
もっと成長したい。

その気持ちを胸に、また明日もバターを柔らかくして、粉をふるいます。

読んでくれて、ありがとうございます。
これからもどうぞ温かく見守ってください。

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